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“転ばない体”を保つ知識

2025年11月5日 【 パーソナルトレーニング

“転ばない体”を保つ知識

転倒は偶然ではなく“準備不足”。バランス・筋力・感覚の3本柱を鍛え、日常動作を安全に。今日からできる実践メソッドで「つまずかない自分」をつくりましょう。

転倒リスクは“3つの低下”から始まる

  • バランス機能の低下:足裏の感覚・前庭(耳)・視覚の統合が鈍る。
  • 筋力・瞬発の低下:特にお尻(中殿筋)、太もも(大腿四頭筋)、ふくらはぎ。
  • 可動域の低下:足首・股関節・胸椎が固くなると躓き回避が間に合わない。

“転ばない体”=〈感じる〉〈支える〉〈素早く対応する〉の連携トレーニングです。

毎日10分|転倒予防“黄金ルーティン”

フェーズ 時間 目的 やり方
① 足裏起動 2分 固有感覚を立ち上げる 裸足でゴルフボールコロコロ→足指グー/パー各20回。
② 可動域プライム 3分 足首・股関節・胸椎を解放 カーフロッカー×10/側方ランジ×10/胸椎回旋×10(左右)。
③ 支える筋 3分 中殿筋・下肢の安定化 サイドレッグレイズ15回/片脚ヒップヒンジ10回(左右)。
④ 反応力ミニ 2分 素早い姿勢制御 片脚立ちで前後左右タップ×20(左右)。つま先⇄かかとリズム歩き×30歩。

壁や椅子の背もたれを“安全バー”に。揺れる課題は必ず安全確保して行いましょう。

生活の中で“つまずきを減らす”コツ

  • 視線は2〜3m先へ。足元だけを見続けると重心が後ろに逃げます。
  • 小股をやめ、足を後ろに引く歩幅を意識(股関節伸展)。
  • 家の段差・コード類は整理。スリッパは踵が安定するものを。
  • 夜間はモーションライトで足元のコントラストを確保。

“危ないサイン”チェックリスト(3つ以上で要対策)

  • 片脚立ちが15秒続かない
  • 椅子から“手なし”で10回立ち上がるのが辛い
  • 足先が冷えやすい/痺れることがある
  • 足首を素早く曲げ伸ばししづらい
  • 最近、絨毯の端に“ひっかかる”感覚が増えた

当てはまる場合は評価と個別プログラムで“転ばない体”づくりを始めましょう。

年齢別の重点ポイント

年代 主課題 重点トレーニング
40代 座りすぎ由来の股関節/足首の硬さ デスク合間のアンクルロール・ヒップヒンジ。週2の下半身筋トレ。
50代 筋量・反応速度の低下 椅子スクワット/かかと上げ/軽いスキップ動作で弾性をキープ。
60代〜 視覚・前庭の補正と足裏感覚の維持 安全確保した片脚立ち・ライン歩行・足指トレ。手すり下での段差昇降。

医療・施術を検討すべきケース

  • ふくらはぎや太ももに繰り返すつり/痛みがある
  • 手足の痺れ/冷感が持続(神経/血流の可能性)
  • めまい・ふらつきが新たに増えた
  • 転倒歴が過去1年で2回以上

原因を評価し、〈関節可動域〉〈筋力〉〈神経系〉の順に個別介入すると改善が早いです。

Blent.BLD(薬院)|転倒予防コーチング

AI姿勢分析・足圧・片脚安定テストで“転びやすさ”の正体を可視化。ご自宅版10分ルーティンから、外出/買い物に強い歩行改善プログラムまで段階設計でサポートします(〜24:00)。

  • 初回:足裏/足首/股関節のボトルネック特定+安全な課題設定
  • 2〜6回:環境別(屋外段差・駅階段・雨の日)シミュレーション
  • 継続:動画&PDF配布+月次チェックで“転ばない体”を維持

Blent.BLD(ブレント)|福岡市中央区高砂1-7-4-1F(薬院/渡辺通)|営業時間:10:00〜24:00

FAQ|“転ばない体”づくり

家でできる最小セットは?

足指グー/パー20回→片脚立ち左右各30秒→椅子スクワット10回。合計3分でも毎日継続が効きます。

膝が不安です。ジャンプは必要?

不要です。まずは“かかと上げ”“素早い足踏み”で反応性を安全に高めましょう。段差昇降も有効です。


パーソナルトレーニングジム Blent (ブレント)

住所:福岡県福岡市中央区高砂1-7-4-1F

TEL:092-791-5970

定休日:不定休