「減らす」より「燃やす」。現役パーソナルトレーナーが、食べて動いて代謝を底上げする最新の実践法を解説します。
体重より“機能”を整えると、リバウンドしない身体になります。
まず知っておきたい「代謝の3本柱」
- 基礎代謝:内臓・体温維持に使うエネルギー。筋肉量・体温・甲状腺機能で左右
- 活動代謝(NEAT):歩く・立つ・家事など“非運動”の消費。日常の工夫で最も伸びる
- 食事誘発性熱産生(DIT):食べるほどカロリーを使う。特にたんぱく質は効果大
“食べない”は、DITをゼロにし、筋肉を落として基礎代謝も低下させます。短期で痩せても、長期では太りやすい体に。
今日からできる「代謝ブースト」7ステップ
1) 朝イチたんぱく質20gでスイッチON
- 卵2個+ギリシャヨーグルト/プロテインなどでOK
- 朝にアミノ酸を入れると、甲状腺・交感神経が適切に働き体温が上がる
2) 1日8,000歩の“積み上げ設計”
- 通勤は“遠回り+階段”、昼休みは10分散歩、帰宅後は家事をテンポ良く
- NEATの底上げは脂肪燃焼の土台。息が弾むけど会話できる強度が目安
3) 週2〜3回・15分のレジスタンストレーニング
- スクワット/ヒップヒンジ/プッシュアップ/ローイングをサーキットで
- “効かせるフォーム”が体を変える最短ルート。回数より質
4) 呼吸と姿勢で“燃えるフォーム”に再調整
- 90/90呼吸で肋骨を締める → 体幹が働き、代謝の要・横隔膜と骨盤底筋が連動
- 胸を張り過ぎず、吐く息で腹圧を作って動く
5) 炭水化物は“動く前後”に戦略的チャージ
- トレ前:バナナ+ヨーグルト/トレ後:米150g+脂質少なめのたんぱく質
- 枯渇させるとパフォーマンス低下→消費が落ちる。使う→補うが原則
6) 水分・ミネラルで体温と代謝を守る
- 水1.5〜2.0L/日+塩・カリウム・マグネシウムを食事で確保
- むくみ=不足のサインなことも。こまめに“飲む前提の行動”を
7) 睡眠が最強の“痩せ薬”
- 就寝90分前の入浴/寝室は暗く・涼しく/スマホはベッド外
- 睡眠不足は食欲ホルモンを乱し、翌日の代謝を確実に落とします
女性の代謝:周期と鉄・たんぱく質の関係
月経周期で体温・むくみ・食欲は変動します。低温期は記録・学習、高温期は無理をしないで継続がコツ。
貧血傾向があると代謝は落ちやすいので、赤身肉・魚・レバー・大豆をベースに。
- たんぱく質は体重×1.2〜1.6g/日を目安に分割摂取
- ビタミンCと一緒にとると鉄の吸収がUP
“食べて燃やす”1日のモデルメニュー
朝
- 卵2+納豆+味噌汁+フルーツ(or プロテイン)
昼
- 鶏胸or鮭+玄米150g+彩り野菜のオイル控えめサラダ
間食(トレ前後)
- バナナ+ヨーグルト/プロテインシェイク
夜
- 豆腐・魚・赤身肉いずれか+温野菜+汁物(炭水化物は活動量に応じて調整)
15分×週3の“代謝回路ON”サーキット(自宅OK)
- スクワット30秒 → 休憩15秒
- プッシュアップ(膝つき可)30秒 → 休憩15秒
- ヒップヒンジ(ペットボトル可)30秒 → 休憩15秒
- ローイング(タオル)30秒 → 休憩15秒
- プランク20秒 → 休憩20秒
- ×3ラウンド/呼吸を止めないこと
フォームに不安がある方は、最初の2週間だけでもプロのチェックを。
正しい使い方は“一生モノの資産”になり、代謝落ちのブレーキを外せます。
よくある勘違いと修正
- 糖質ゼロにすれば痩せる → 一時的。筋分解と倦怠感で消費が落ちます。使う前後に入れるへ修正
- 有酸素だけで十分 → 筋維持ができず基礎代謝低下。筋トレ+NEAT+食事の三位一体で
- カロリーだけ見ればOK → PFCバランス・微量栄養素・睡眠が土台です
Blent.BLD(薬院)で「燃える体」を設計する
福岡・薬院のパーソナルジム Blent.BLD では、AI姿勢分析と食事コーチングで“代謝のボトルネック”を特定。
仕事・育児の生活リズムに合わせた最小努力のプランで、続けられる習慣を一緒に作ります。
- 24時まで営業・個室対応で通いやすい
- 短時間×高効率セッション(15〜30分枠あり)
- LINEで食事・睡眠フォロー。数字と体感の両輪で改善
Blent.BLD(ブレント)|〒810-0004 福岡県福岡市中央区高砂1-7-4-1F|TEL:092-791-5970|営業時間:10:00〜24:00(不定休)
Q&A
食べる量を増やすのが怖いです…
いきなり総量を上げず、まずは朝のたんぱく質20gとトレ前後の炭水化物だけ最適化を。体温・パフォーマンスの上昇=代謝が回り始めたサインです。
更年期で痩せにくいのですが…
呼吸×姿勢の再教育と、筋トレ“短く・頻度高く”が有効。鉄・たんぱく質・ビタミンDの不足も要チェックです。







