シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは|原因・症状・予防と改善法

「走るとすねの内側がズキズキ」「練習後にうずく」— 早めの対処で長引かせない。
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Work Up整骨院|〒810-0004 福岡県福岡市中央区高砂1-7-4 サンケイビル1F Blent|営業時間:11:00~24:00
シンスプリントとは
すねの内側(脛骨内側)に生じる鈍い痛みと違和感を主症状とするスポーツ障害です。
ランニング・ジャンプ動作を繰り返す競技で発生しやすく、練習後に痛みが増す/骨がきしむ感覚がある、と表現されることもあります。
原因(筋・骨膜の引っ張り)
歩行・走行・跳躍で働く下腿筋群(後脛骨筋・ヒラメ筋など)が緊張し、脛骨を覆う骨膜を繰り返し牽引。この過負荷が長期化すると骨膜に炎症(過労性骨膜炎)が生じ、痛みが発生します。
- 急激な練習量・距離の増加/長時間の連続練習
- 柔軟性低下(ふくらはぎ・足首の可動域不足)
- 扁平足・過回内など足部アライメント不良
- クッション性の乏しいシューズ/硬い路面
症状の特徴
- 走る・歩く・ジャンプですね内側が痛む(運動時〜運動後)
- 押すと帯状の圧痛/朝のこわばり
- 骨折のような激痛ではなく鈍痛が続く
- 放置で疲労骨折に移行するリスクも
| 鑑別の目安 | シンスプリント | 疲労骨折 |
|---|---|---|
| 痛みの分布 | 広い帯状 | 一点に限局 |
| 荷重時痛 | 初期は軽度〜中等度 | 強い・夜間痛あり |
| 叩打痛 | 軽〜中等度 | 強い局所痛 |
起こりやすい競技・要因

- 陸上(中長距離)・バスケット・バレーボール
- サッカー・ラクロス・ダンス等の跳躍/切り返し
- シューズの劣化・路面の硬さ・フォーム不良
予防とセルフケア
- トレーニング計画:週当たりの距離を10%以内で漸増
- 柔軟性の回復:ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)ストレッチを運動前後に
- 足部ケア:扁平足にはアーチサポート/中敷きの見直し
- シューズ:クッション性・サイズ・使用走行距離を定期チェック
- 路面選択:連日の舗装路は避け、芝・タータンを活用
- 痛みがある時:RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)で炎症コントロール
Work Up整骨院の施術アプローチ
- 評価:痛み部位、足部アーチ、足関節可動域、走行フォームを総合チェック
- 疼痛・炎症コントロール:電気・超音波・手技で筋緊張と骨膜刺激を軽減
- 柔軟性回復:下腿筋群の筋膜調整・ストレッチ指導
- 荷重ライン最適化:骨盤/下肢アライメント調整、必要に応じてテーピング
- 再発予防:段階的復帰プログラムとセルフトレーニング(カーフレイズ、チューブ内旋/外旋)
「痛みを取る」だけでなく、原因に合わせたフォーム・用具・練習設計まで伴走します。
すねの痛みは放置厳禁。早期ケアで練習に安全復帰。
よくある質問
走りながら治せますか?
痛みがある間は原則中止・軽減が基本です。ウォーキング・バイク等の低衝撃運動へ切替え、炎症が落ち着いてから段階復帰します。
治るまでどれくらい?
軽症で2〜4週、中等症で4〜8週が目安です。要因(フォーム・靴・路面)を是正しないと再発しやすくなります。
疲労骨折との見分け方は?
帯状の圧痛ならシンスプリントが疑われますが、痛みが一点に限局・夜間痛が強い場合は疲労骨折の可能性があるため整形外科で画像検査を受けてください。
注意事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。強い痛み・腫れ・夜間痛や荷重不能がある場合は整形外科受診を併用してください。







