腰椎すべり症・腰椎分離症とは|原因・症状・安静とトレーニングの始め方
腰の痛み・脚のしびれで日常が辛い方へ。まずは正しい評価と負担軽減から。
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Work Up整骨院|〒810-0004 福岡県福岡市中央区高砂1-7-4 サンケイビル1F Blent|営業時間:11:00~24:00
腰椎すべり症とは
腰椎すべり症は、腰椎が本来の位置から前後にずれて不安定になる疾患です。中年以降の女性に多くみられ、椎間板・靭帯・椎間関節の緩みが背景にあります。
ずれた腰椎が安定しないと脊柱管内の神経を圧迫し、腰の痛みや脚のしびれ(間欠性跛行など)が現れます。
症状の進行と注意点
- 初期:椎間板・椎間関節由来の痛み(動作でズキッとする、朝のこわばり)
- 進行期:長時間の立位・歩行で腰痛や脚のしびれが増悪、前屈で楽に
- 末期:安静時にも痛み・しびれ。夜間痛や歩行困難を伴うことも
しびれ・筋力低下・排尿異常など神経症状が強い場合は、整形外科での精査(画像検査)を推奨します。
日常のポイント(安静と負担軽減)
- 痛みの強い時期:反り腰の姿勢を避け、前屈みで楽ならやや前傾姿勢を選ぶ
- 動作の工夫:中腰での反復作業・重い物の持ち上げを控え、膝・股関節を使う
- 座位:骨盤を立て、背もたれを軽く使う。長時間同姿勢は1時間以内を目安に小休止
- 寝具:反りを助長しない沈み込みの少ないマットレス
痛みが軽くなってきたら、ストレッチと体幹安定化を段階的に再開します。
腰椎分離症とは
腰椎分離症は、腰椎の後方要素(椎弓根峡部)に繰り返し負荷がかかって起きる疲労骨折です。10代の男子に多く、過度なスポーツ(反復の後屈・回旋)が誘因となります。初期は腰痛のみのことが多く、急性期は運動中止と安静が基本です。症状が落ち着けば指導下で段階的に復帰可能です。
腰椎すべり症と腰椎分離症の違い
項目 | 腰椎すべり症 | 腰椎分離症 |
---|---|---|
主な発症背景 | 中年以降、椎間板・靭帯・関節の緩み | 10代中心、反復の後屈・回旋による疲労骨折 |
主症状 | 腰痛、歩行でのしびれ(前屈で軽減) | 運動時の局所腰痛(初期は痛みのみ) |
急性期対応 | 負担回避・姿勢調整・痛みコントロール | 運動中止・安静、必要に応じ装具 |
回復期 | 体幹安定化・股関節可動性改善 | 骨癒合の経過を見つつ段階的復帰 |
回復期のストレッチ&筋力訓練(目安)
- 股関節モビリティ:ヒップヒンジ、ニー・トゥ・チェスト(各10回×2セット)
- 体幹安定化:ドローイン、プランク(20〜30秒×3セット)
- 殿筋強化:グルートブリッジ(10〜15回×2セット)
- ハム・腸腰筋の柔軟:前もも/もも裏ストレッチ(各20秒×3回)
痛みが出たら中止。フォームは専門家に確認し、反り過ぎ・勢い任せを避けましょう。
Work Up整骨院の施術アプローチ
- 評価:姿勢・歩行・可動域・筋力・疼痛誘発動作から原因を特定
- 痛みの管理:手技・温熱・電気で筋緊張と炎症をコントロール
- 骨盤/脊柱の調整:荷重線を整え、神経圧迫ストレスを軽減
- 運動療法:体幹・殿筋の安定化、股関節可動性の最適化
- 生活指導:座位・立位・就寝姿勢、職場/競技への復帰プラン設計
「安静→再発予防」の橋渡しを重視し、痛みの軽減と機能回復を両立します。
腰椎すべり症・分離症でお困りの方へ。まずはご相談ください。
よくある質問
腰椎すべり症は運動しても大丈夫?
急性増悪期は痛みの出る動作を避け、軽快後に専門家の指導で体幹安定化と股関節主導の動作へ切り替えれば運動再開は可能です。
分離症はどのくらい休めばいい?
個人差がありますが、数週間〜数ヶ月の安静が必要なことも。痛みゼロ・体幹安定・医療者の許可を満たしてから段階的に復帰します。
手術が必要なサインは?
安静でも改善しない強い痛み、著明な神経症状(筋力低下、排尿障害など)が続く場合は、整形外科で手術適応の評価が必要です。
注意事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。しびれ・脱力・排尿排便異常などの神経症状がある場合は速やかに医療機関(整形外科)を受診してください。