脊柱管狭窄症とは|原因・症状・悪化リスクと整骨院での改善アプローチ
歩くと脚がしびれる・腰を反ると痛い…それは脊柱管狭窄症かもしれません。
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Work Up整骨院|〒810-0004 福岡県福岡市中央区高砂1-7-4 サンケイビル1F Blent|営業時間:11:00~24:00
脊柱管狭窄症とは
背骨・椎間板・関節に囲まれ、脊髄や神経の束が通る細長いトンネルを脊柱管といいます。
加齢や姿勢・労働などの影響で椎間板や関節が変形し、この脊柱管が狭くなると神経が圧迫され、痛み・しびれ・脱力などが現れます。これが脊柱管狭窄症です。
原因としては、加齢変化やホルモンバランスの乱れによる組織の脆弱化、長年の負担による椎間関節の変形などが挙げられ、個人差(遺伝素因・生活習慣)も関与します。
主な原因
- 加齢変性:椎間板の高さ低下・膨隆、黄色靭帯の肥厚、椎間関節の変形
- 姿勢・労働負荷:反り腰・長時間の立ち仕事、重量物の運搬
- 骨粗鬆化・ホルモン変動:骨・靭帯・軟骨が脆弱になり狭窄を助長
- 既往疾患:腰椎すべり症、椎間板ヘルニアなどに伴う二次狭窄
長年の積み重ねが主因であり、急に悪化したように感じても、背景には慢性的な変化が進行していることがほとんどです。
代表的な症状と進行
- 間欠性跛行:歩くと脚がしびれてつらくなるが、前かがみで休むと楽になる
- 下肢の痛み・しびれ:お尻〜太もも〜ふくらはぎに広がる
- 腰の反りで悪化:後ろに反る動作で症状が強まり、前屈で軽減
- 脱力感・つまずき:神経圧迫による筋力低下感
進行すると歩行距離が短くなり、夜間痛や安静時のしびれが目立つこともあります。
放置のリスク(要注意サイン)
狭窄が高度になると、排尿・排便障害(頻尿・失禁・排尿困難・便秘等)が出現する場合があります。
ここまで進むと、手術をしても神経ダメージが残存し、症状が完全に戻らないリスクがあります。以下のような場合は速やかに医療機関へ。
- 会陰部のしびれ(サドル麻痺)
- 急激な筋力低下・歩行困難
- 排尿・排便の明らかな異常
- 安静時も強い痛み・発熱を伴う
日常でできる対策(背骨への負担を減らす)
- 軽い運動習慣:前屈み姿勢での自転車・前傾トレッドミルなど、無理のない有酸素運動
- 体幹・殿筋の強化:ドローイン、ブリッジ、ヒップヒンジで腰部の支えを向上
- 姿勢最適化:反り腰を避け、骨盤を立てて座る。長時間同姿勢をやめ1時間に一度は立ち上がる
- 冷え対策:腰・殿部・下肢の保温で血流を保ち、筋硬直を防ぐ
- 生活動作の工夫:前屈みで荷物を持たず、膝と股関節を使ってしゃがむ
コルセットは痛みの強い時期に短期間のみ。長期常用は筋力低下を招きやすいため、専門家の指導下で使いましょう。
Work Up整骨院の施術アプローチ
当院では、筋・骨格のバランス調整と神経への間接的負荷の軽減を目的に、症状と状態に合わせたオーダーメイド施術を行います。
- 骨盤・背骨の調整:荷重線を整え、狭窄部へのストレスを軽減
- 手技療法・筋膜リリース:腰殿部・大腿後面の過緊張を緩和し神経滑走性を高める
- 温熱・電気療法:血流促進と痛みの緩和、筋防御の解除をサポート
- 神経モビライゼーション:神経周囲の滑走改善を目的とした優しい徒手介入
- 運動指導:体幹安定化・股関節可動性向上のセルフエクササイズを処方
首〜背中〜腰〜股関節は連動する一本のユニット。局所だけでなく全身を評価・施術することで、歩行や姿勢が楽になる状態をめざします。
歩くとつらい・しびれが気になる方は、早めにご相談ください。
よくある質問
脊柱管狭窄症は自然に良くなりますか?
加齢変性が主因のため完全に元へ戻るわけではありませんが、姿勢・筋力・動作の最適化で症状を大きく軽減できるケースは多いです。
手術が必要かどうかは何で決まりますか?
排尿・排便障害や高度の筋力低下、保存療法でも改善しない強い痛みが続く場合は手術適応の検討となります。まずは整形外科での画像検査をご相談ください。
整骨院では何回くらい通えば良いですか?
個人差がありますが、週1〜2回を1〜3ヶ月続けると歩行や姿勢の変化を自覚しやすくなります。セルフエクササイズの併用で効果が高まります。
注意事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。排尿・排便障害、急な麻痺・著しい筋力低下、発熱や外傷などを伴う場合は速やかに医療機関(整形外科)を受診してください。